よくあるご質問

サイトに関するよくあるご質問のページです。
お問い合わせの多いご質問に関するよくあるご質問を掲載しています。

歯周病

喫煙が原因で歯周病になるリスクが高くなるのは本当でしょうか。

タバコを吸う人は、吸わない人の3倍歯周病にかかりやすいといわれています。また、タバコを吸う人が歯周病にかかると重症化しやすく治りにくいので、歯を失うリスクも高くなります。ですから、喫煙の習慣がある人は、歯周病にかかるリスクが高いことを意識して、日頃から予防と対策を特にしっかり行いましょう。なお、歯周病はタバコの本数が多ければ多いほど重症化することがわかっているので、歯周病が気になる人は、タバコの本数をできるだけ減らすことをおすすめします。もちろん、禁煙するのが最も効果的。禁煙すれば、歯周病のリスクを40%下げることができます。

■喫煙が歯周病につながる理由
・歯茎が酸欠状態になる
タバコに含まれるニコチンは歯茎の血管を収縮させ、タバコの煙に含まれる一酸化炭素は酸素の供給を妨げます。そのため、タバコを吸うと歯茎が酸素欠乏状態になって抵抗力が下がり、歯周病菌が増殖しやすくなります。

・歯肉が線維化する
歯茎の歯肉は、適度に弾力があって引き締まった状態が理想的です。ですが、タバコに含まれるニコチンには、歯肉をスポンジ状に線維化する働きがあります。歯肉が線維化すると、プラーク(歯垢)が溜まりやすくなって歯周病のリスクが上がる一方、出血などの症状は出にくいので、歯周病であることに気付かず重症化する原因となります。

・白血球の機能を低下させる
白血球は、体の中に侵入した細菌やウイルスを攻撃して感染を予防する、免疫システムの働きを持った血液細胞です。白血球の数は多すぎても少なすぎてもいけませんが、タバコを吸うと、白血球が25〜30%増えるといわれています。すなわち、喫煙すると白血球のバランスが崩れ、口の中の細菌と闘う機能が低下するため、歯周病菌に感染しやすくなるのです。

・唾液の分泌が減る
唾液には、口の中の汚れを洗い落としたり、細菌の繁殖を抑えたりして、口の中の清潔に保つ働きがあります。ですが、タバコを吸うと交感神経が促進されて唾液の分泌が少なくなり、口の中で虫歯や歯周病の菌が繁殖しやすくなります。

・歯にヤニが付着する
タバコのヤニは歯をザラつかせるため、歯にプラークが付着しやすくなります。また、喫煙の習慣がある人は歯にヤニが染みついているため、そこからニコチンがじわじわと溶け出し、口の中が常に歯周病リスクの高い環境になりがちです。

■喫煙は治療の妨げになる
・腫れや出血が少ない
タバコを吸うと歯茎の血流が悪くなるので、歯周病になっても出血や腫れといった見た目の変化が表れにくくなります。そのため、歯周病にかかっていることに気付かず、治療が遅れて重症化しがちです。

・歯肉の修復機能が低下する
ニコチンは、傷を治すために組織を作り出す繊維芽細胞の働きを抑制します。そのため、喫煙の習慣がある人が歯周病治療の手術を受けると、傷の治りが悪く完治が遅れる傾向があります。

■周りの人への影響も……
・口臭がひどくなる
喫煙すると、舌苔(舌の表面に溜まる細菌)とヤニが混ざって独特の口臭を放ちます。また、タバコを吸うと唾液の分泌が少なくなるので、いっそう口臭がひどくなりがちです。そこへ歯周病による口臭が加わると、喫煙と歯周病による口臭のダブルパンチで、周囲の人にまで不快な思いをさせる恐れがあります。

・受動喫煙でも歯周病のリスクが上がる
ニコチンなどの有害物質は、タバコの先端から立ち上る副流煙にも含まれています。しかも、副流煙に含まれるニコチンは主流煙の2.8倍、一酸化炭素は4.7倍ですから、主流煙よりもむしろ副流煙のほうが多くの有害物質を含んでいるのです。そのため、タバコの有害物質による歯茎への悪影響は受動喫煙でもみられます。喫煙の習慣がある人は、自分のタバコの煙が周りの人の歯周病につながることを念頭に置き、周りへの配慮を忘れないことが大切です。

一覧へもどる