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妊娠中の親知らず治療は避けるのがベスト!

親知らず

赤ちゃんを妊娠している女性にとって、病気は天敵です。お腹の中の赤ちゃんのためにも、なるべく早く治療を行いたいと考えることでしょう。

親知らずの治療は妊娠中には行わないことをおすすめします。しかし、妊娠中には虫歯や歯周病のリスクが高まります。そこで、歯医者に行くべきかそうでないか迷っている人もいるでしょう。本来であれば、妊娠をする前にきちんと適切な治療を行っておくべきなのですが、「子どもは神様からの授かりもの」といわれることもあり、きちんと準備をする前に授かってしまうこともあります。そこで、妊娠中の親知らずの治療についてご説明します。

■妊娠中は口内の病気にかかりやすい
妊婦さんであれば、妊娠中には虫歯や歯周病のリスクが高まるということはご存知でしょう。妊娠をしている女性の体では毎日さまざまな変化が起こっています。妊娠の5〜20週目には女性ホルモンが盛んに分泌されるようになるため、そのせいで妊娠性歯肉炎にかかる可能性が高くなります。また、この時期にはつわりが発生することも多く、つわりのせいで歯磨きをすることが難しくなってしまうこともあるため、妊娠中には虫歯や歯周病といった口内の病気にかかりやすいといわれています。

さらに、親知らずはもともと虫歯や歯周病にかかりやすいという特徴があります。そこで、妊娠中という状況をプラスすると、そのリスクはさらに高くなることでしょう。ですから、本来であれば妊娠前にきちんとした治療を受けておくべきなのです。すでに親知らずが生えている場合には、普段より念入りに歯磨きをするなど、注意をしておくことが大切です。

■妊娠中に親知らずが痛んだら……
親知らずがズキズキと痛む場合、一般的には抜歯によって治療することが多くあります。ところが、妊娠中であれば、抜歯は避けるようにします。なぜなら、抜歯治療は痛みを感じますし、体にも大きな負担をかけるからです。そこで、親知らずに痛みを感じるようになった場合には、消毒をしたり薬を服用したりするなどをして、産後まで現状維持を続けることが多くあります。場合によっては、治療ができる場合もあるので、まずは歯医者に相談してみるとよいでしょう。

■妊娠時期によって受けられる治療が異なる
妊娠1〜4か月頃には、切迫流産が起こる可能性もありますので、注意が必要です。よほどのことでない限りは治療を避けるべきであるといえます。しかし、そのままの状態を放置していると虫歯や歯周病などを引き起こすことがあるため、歯医者に相談をして適切な治療を受けましょう。

また、安定期といわれる妊娠5〜8か月頃であれば、ある程度の治療を受けることができます。薬の服用を懸念している人もいますが、歯医者に相談をすると、痛み止めや化膿止めなども赤ちゃんに影響の少ないものを処方してくれます。ところが、妊娠9か月を過ぎ後期になると、基本的には治療をすることができません。この時期には、いつ陣痛が起こるかわからないからです。よって、産後または断乳後の治療をすすめられることでしょう。

このようなことから、妊娠中にどうしても治療をしたいという場合は、安定期に行うことをおすすめします。しかし、万が一のことが起こり赤ちゃんに何かがあっては大変です。赤ちゃんはもちろんのこと、自分自身のことを考えても妊娠中の親知らずの治療は避けたいものです。

妊娠中はただでさえ精神的にも肉体的にもストレスを感じやすいです。無駄な精神力や体力を使わないようにするためにも、妊娠をする前に親知らずの処置を行っておくのがベストです。また、どうしても治療をする場合、妊娠中の親知らずの扱いには注意が必要なため、安心して任せられる歯医者を選びましょう。

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