お役立ちコラム

歯肉をマッサージして歯周病や歯槽膿漏を予防

歯周病

■歯周病や歯槽膿漏は予防することが大切です
歯周病や歯槽膿漏は、細菌によって歯茎の炎症が引き起こされる炎症性疾患です。
細菌によって、歯茎がむくんだり、腫れたり、膿んだりしている状態が歯周病(歯槽膿漏)です。腫れて膿んでいる状態の歯茎を歯ブラシで乱暴に磨くと歯茎が傷つき、出血してしまいます。その傷から細菌が入り込んで化膿してしまう場合があるので、歯茎が傷つきやすい状態になっているときは歯磨きもそっとマッサージをするように優しく丁寧にする必要があります。
歯周病(歯槽膿漏)を予防するためには、歯や歯茎を清潔な状態に保つことはもちろん、歯茎の血行を良くし、歯茎を引き締めた状態にしておくことが有効です。

■歯茎をマッサージして血行を良くし、唾液の分泌を促します
歯茎の血行を良くし、引き締めた状態にするには、指を用いたマッサージが効果的です。マッサージを行うことによって歯茎の毛細血管が刺激され、血行がよくなり、不純物が取り除かれすっきりと歯茎が引き締まる効果が得られます。また歯周病(歯槽膿漏)の症状の1つに、唾液の分泌が少ないといったものがあります。唾液の分泌が少ないと口内の汚れや細菌が洗い流れにくく、細菌のコロニーが形成されやすくなってしまいます。マッサージで口内を刺激することにより唾液が分泌され、そういった症状が緩和される場合があります。

■歯茎マッサージのやり方
指で歯茎をマッサージする場合は、まず口内の状況と指を清潔にする必要があります。指マッサージの前に丁寧に歯磨きをして歯の汚れを落とし、歯茎に汚れや細菌が広がらないようにします。また、手についた細菌が口に入らないように手をよく洗って清潔にしましょう。

1.人差し指の腹で歯茎全体を撫でる
下側の奥から中央へ向かって2回から5回、こすらないようにゆっくりとなでましょう。右奥、上側も同じように繰り返します。

2.歯と歯茎の境目をマッサージする
歯と歯茎の境目に軽く指を押し当て、小刻みに動かします。爪を立てないように気をつけながら、1か所につき10秒から15秒程度マッサージしましょう。

3.弧を描くように歯茎の奥から手前を撫でる
奥歯から中央に向かって、歯茎の凹凸に合わせて下から上へ半円を描くようになでていきます。

4.歯茎と頬の境目をマッサージする
歯茎と頬の境目を軽く2回から5回、優しくマッサージします。

■歯茎マッサージを行う際の注意点
歯茎をマッサージする場合は、次の点に注意しましょう。

・口内や手、爪は清潔な状態にしておく
細菌の感染や汚染を防ぐため、マッサージ前には歯磨きを済ませ、手や爪をよく洗って清潔にしておきましょう。特に爪は歯茎を傷つけることのないように、短く切りそろえ清潔にしておきます。マッサージ後もうがいや歯磨きをし、汚れが口内に残らないようにしましょう。

・マッサージは優しく、力を入れすぎないように
歯茎はデリケートなため、力を入れすぎたり傷つけたりしないように気をつけてください。また、歯茎マッサージはやればやるほどいいというものでもありません。いじりすぎると逆に炎症を起こしてしまう場合があるので、マッサージは1日1回程度にしておきましょう。入浴中など、口内や手の洗浄が行いやすいタイミングで行うのがおすすめです。

■こまめな歯磨きや生活習慣の改善など、予防を意識することが大切です
歯ブラシで歯茎をマッサージする方法もありますが、歯ブラシは歯茎を強い力でこすって傷つけてしまいやすく注意が必要です。歯茎マッサージに歯ブラシを用いる場合は、毛先が柔らかい「歯茎用の歯ブラシ」を使用しましょう。
歯茎が健康であるかどうかは、歯茎の色や弾力によって判断できます。歯周病(歯槽膿漏)の予防には、マッサージのほかにも、口内を清潔に保つ、生活習慣を改善するといった方法があります。どれか1つを行うのではなく、まんべんなく意識して予防に努めることが大切です。

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