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虫歯になりやすい原因は?虫歯になりにくい人もいる

虫歯

■毎日歯磨きをしているのになぜ?虫歯になりやすい人なりにくい人
きちんと毎日歯磨きをしているのに、なぜか虫歯になってしまいやすいという人もいれば、特に意識してケアをしているわけではないのに虫歯になりにくいという人もいます。
口内には虫歯の原因を作るミュータンス菌などの細菌がいて、それらの細菌が活発になることによって虫歯が発生します。このミュータンス菌の数は幼少時に決まり、その時期に感染せずミュータンス菌の数が少ない人は虫歯になりにくいとされています。
しかし、そのほかにも虫歯になりやすい人となりにくい人を分けている原因があります。その原因は主に、唾液の分泌などの口内環境と、食生活を中心とした生活習慣に分けられます。

■虫歯になりやすい原因その1・唾液の分泌が少ない
唾液には、食べ物の咀嚼や嚥下、消化を手助けするといったはたらきのほかに、口の中を清潔に洗い流して口内の細菌が増えすぎないようにする、食後酸性になった口内を洗い流して中性に戻す、歯から溶け出したカルシウムやミネラルを歯に補充し修復する、といった大切な役割があります。口の中を洗い流し、口内を保護するこれらの機能がきちんとはたらいている場合は、ミュータンス菌が歯をむしばむ隙が少なく、虫歯になりにくくなっています。
口呼吸をしているせいで唾液が分泌されてもすぐ乾いてしまう、あるいは糖尿病や腎臓病、薬の副作用、ストレスといった原因で唾液の分泌が減少してドライマウスになってしまっているといった場合、この唾液の機能が正常にはたらきません。唾液の分泌が少ない場合、口の中の汚れが洗い流されず、細菌が増殖しやすくなります。その結果、虫歯になりやすくなってしまうのです。

■虫歯になりやすい原因その2・口の中がネバついている
唾液には、比較的サラサラして量の多いものと、量が少なめでネバネバしたものがあります。この2種類の唾液の分泌には交感神経と副交感神経が深く関わっており、楽しくリラックスして過ごすと、副交感神経が優位となりサラサラの唾液が多く分泌されます。反対に、ストレスなどの理由で副交感神経の活動が弱まり交感神経が優位になると、サラサラの唾液の量が減り、ネバネバした唾液が分泌されます。ネバネバの唾液は量も少なめなため口内が乾いてネバつくようになり、サラサラの唾液で口内が洗い流されることもなくなるので虫歯になりやすくなります。

■虫歯になりやすい原因その3・虫歯が好む食生活
食生活も虫歯には大きく関係しています。食事をすると口内は中性から酸性になる傾向にあります。酸性になっている間、細菌は活発に歯を溶かしていきます。食事後、唾液によって酸が洗い流され、歯の再石灰化が進むのですが、間食が多いと口の中はいつまでも酸性のままで、どんどん虫歯が進行してしまいます。いつも何かを食べているような「だらだら食い」をしていたり、砂糖入りの飲み物を頻繁に飲んでいたり、糖分の塊である飴をずっと舐めているなどの食生活を送っている人は、毎日歯みがきをしていても虫歯になりやすい傾向があります。

■虫歯になりやすい原因その4・歯に過剰な負担
歯の噛み合わせが悪い、歯ぎしりをしているなどの理由で歯に過剰な負担がかかっている人も虫歯のリスクが大きくなります。歯に過剰に負担をかけた結果、表面のエナメル質に微細なヒビが入り、そこから細菌が入り込んで虫歯になってしまうのです。
噛み合わせを矯正したり、歯ぎしりを防止するマウスピースなどを使用することによって虫歯を予防することができます。

■正しい歯磨き方法をもう1度見直しましょう
口内環境や生活習慣で虫歯になりやすい人となりにくい人がいるのは確かですが、「きちんと歯磨きができている」という認識が誤っている可能性もあります。虫歯の原因となる歯垢除去は歯ブラシによるブラッシングで行われるのであり、歯磨き粉はその補助に過ぎません。歯磨き粉の清涼感と泡立ちで「きちんと歯磨きができた」と錯覚し、実際はきちんとブラッシングができていないことも多々あります。毎日、歯磨きをしているにも関わらず虫歯になりやすい人は、歯磨きの方法を見直し、歯医者への定期健診にきちんと行くだけで、ぐんと虫歯になる数が減ることがあります。

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