お役立ちコラム

健康にいいはずの「お酢」が虫歯を引き起こす原因に!?

虫歯

■お酢が歯を溶かしてしまう
歯は3つの層から成っています。目に見える白い部分は、エナメル質と呼ばれる歯を形成する層の1つです。このエナメル質は、ダイヤモンド使用のドリルでなければ削ることができず、人間の体内で作られる組織の中では最も硬い組織です。しかし、このエナメル質は酸や糖に触れると溶けてしまう傾向があります。溶けては再生し、溶けては再生しを繰り返すはずの歯ですが、それは唾液があってこそ。お酢を料理に混ぜるだけなら問題はないとはいえ、これを液体として摂取した場合が問題なのです。特にお酢を使ったドリンクを積極的に飲んでいる人は注意してください。ドリンクでは唾液はあまり分泌されないため、口の中に酸が充満し、歯を溶かしてしまう原因になります。お酢のドリンクを飲んだ後は、口の中をゆすぐことが大切です。

■歯の防御壁崩壊のサインは「知覚過敏」
冷たいアイスや飲料を口にしたとき、歯がしみるという経験をした人は少なくないでしょう。これを知覚過敏と言い、エナメル質がない部分が外に露出している状態を指します。虫歯と知覚過敏は異なるものの、虫歯の原因となるので放ってはおけません。歯の根元にはエナメル質はなく、ここが露出していれば歯茎に原因があるでしょう。また、お酢などの酸性の物を毎日摂取することで、エナメル質が薄くなってしまいます。歯茎に問題はなくても、エナメル質が溶けて薄くなってしまうと同様に知覚過敏の症状が出てしまいます。冷たいものが歯にしみたら、まずは歯茎の下がり具合をチェックします。歯茎に異常がない場合、エナメル質が薄くなっていることが原因と考えられます。すぐに歯医者で原因を調べてもらうと同時に、糖や酸の入った飲料の摂取は控えましょう。どうしても飲みたい場合にはすぐに飲み干し、虫歯予防のためにもその後は口の中をよくすすぎましょう。

■歯を溶かしてしまう生活習慣一覧
ここで歯を溶かしてしまいやすい生活習慣を見てみましょう。歯が溶けると虫歯が格段にできやすくなります。みなさんはいくつあてはまりますか?

・時間をかけて酸/砂糖入りの飲料水を飲む
酸や糖の入った飲料水は数多くありますが、それらをダラダラと長時間、飲み続けていませんか?それらの飲料水を飲んだ後、歯はおよそ30分間溶け続けます。つまり、一度、飲み物を口にして30分以内に再び飲めば、経過した時間はリセットされて、またそこから30分間、歯が溶け続けます。これを続けると歯がずっと溶け続ける状態に陥ってしまうため大変危険です

・柑橘系の果実を多く摂取する
柑橘系の果実には酸が含まれています。中でもレモンやグレープフルーツには多くの酸が含まれているため、歯を溶かしてしまいます。さらに、酸を摂取したばかりの歯は柔らかくなっており、その状態で歯磨きを行うと歯に傷ができたり削れたりしまうことがあります。柑橘系の果実を食べた後は口の中をすすぎ、歯磨きは食べた後から30分は置くようにしてください。

・一回の食事に時間をかける
こちらもダラダラと飲料を飲み続けることと似ています。歯の再生は食後に行われるものですが、一回の食事が長いと歯の再生が始まるまでが長くなり、結果的に溶けている時間の方が長いことがあります。

・間食をしている
食事が終わったというのに、再び何かを口にすることで歯の再生を妨げてしまいます。間食は極力控えるようにしましょう。

■お酢は料理に混ぜるようにする
お酢を摂取したい時は、ドリンクを避けて料理に混ぜるようにして摂取すると良いでしょう。例えば酢豚や酢を使ったサラダなど、固形の食品が多く含まれているような料理に酢を使うようにしてください。なぜなら酸が口の中に充満していても、固形の食材を噛むことで唾液が分泌されるようになるからです。唾液には溶けた歯を修復する力があります。さらに、唾液は口の中の酸と混ざり合って、口腔内に充満している酸を中和させることができるのです。このように固形の食品の中にお酢を混ぜることで、歯が酸に触れて必要以上に溶ける心配もありません。健康に欠かせないお酢ですが、量をしっかり守って摂取するようにする必要があります。虫歯の原因となる酸と上手く付き合って健康を保ちましょう。

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