お役立ちコラム

お箸の共有や口移しが原因!?赤ちゃんが虫歯になるワケ

虫歯

両親が赤ちゃんに対する虫歯を意識するのは、歯の生え始める生後6か月頃からではないでしょうか。虫歯菌は、歯がないと発生しないものです。そのため、歯の生えていない生まれたての赤ちゃんには、虫歯菌はいません。では、虫歯菌のいない赤ちゃんには、どのように虫歯菌が発生してしまうのかというと、両親からの感染が原因と考えられています。ここでは、赤ちゃんが虫歯になる理由や対策方法について紹介していきます。

■赤ちゃんの虫歯菌は両親からの感染で入ってくる
もともと虫歯菌のいない赤ちゃんに虫歯菌が発生するのは、両親からの感染が原因と考えられています。「赤ちゃんへのキス」や「お箸の共有」「口移し」などは、赤ちゃんに虫歯菌を発生させてしまう可能性があります。

赤ちゃんは、6か月頃から歯が生え始め、2歳頃には生え終わります。歯の生え始めから生え終わりまでは、虫歯に感染しやすいため注意が必要です。歯の生え終わる時期までに虫歯菌の感染がなければ、虫歯になりにくいといわれています。スウェーデンの大学で行われた研究によると、2歳までに虫歯菌の感染がみられなかった子どもは4歳で0.3本の虫歯だったのに対し、2歳までに虫歯菌の感染がみられた子どもは5本の虫歯が発生したことが明らかになりました。この研究で、2歳までに虫歯菌の感染が見られなかった子どもと感染がみられなかった子どもは、なんと16倍も差が出たのです。

■赤ちゃんに虫歯菌が感染しないために
・両親が虫歯治療をする
両親のどちらか、あるいはどちらも虫歯菌を持っていると、赤ちゃんとキスをしたりお箸の共有をしたりすることで虫歯菌が赤ちゃんに感染してしまう可能性があります。赤ちゃんへの感染を防ぐためには、両親が歯医者で虫歯治療をすることです。歯の生え始める時期や歯の生え終わる時期には、虫歯治療をして虫歯菌を退治しておく必要があります。

・お箸の共有やキスなどを止める
赤ちゃんに虫歯菌を感染させないためにも、お箸は両親と別のものを使い、口移しはしないようにする。これらをすることで、虫歯菌の感染をある程度防げます。両親から赤ちゃんにキスをするのも虫歯菌の感染の可能性はありますが、スキンシップは赤ちゃんの成長のためにも大切なことです。そのため、スキンシップ以外で感染を防げる方法を実践してみるといいでしょう。

・砂糖の摂取はなるべく避ける
砂糖を摂取することで、虫歯菌が増殖してしまいます。そのため、赤ちゃんは歯の生え始めや生え終わりの虫歯になりやすい時期には、砂糖の摂取をなるべく避けた方がよさそうです。また、砂糖を赤ちゃんのうちに摂取してしまうと、「知能指数が低くなる」ということがイギリスの大学の研究によって分かっています。ですから、赤ちゃんには砂糖を与えないようにする必要があります。

・歯磨きを徹底する
歯磨きを嫌がる赤ちゃんは少なくないかもしれませんが、赤ちゃんが虫歯にならないためにも歯磨きは徹底して行いましょう。歯の生え始めた時期は、ガーゼを使って歯の汚れを取ります。1歳頃までは、赤ちゃん用の歯ブラシで1本1本の歯を丁寧に磨いてあげましょう。使用する歯磨き粉は、キシリトールの配合されているものを使うと虫歯予防に効果を発揮します。

■両親の口内環境を綺麗にすることが大切
赤ちゃんが虫歯にならないためには、両親の口内環境を綺麗にしておくことが大切です。両親の虫歯は、赤ちゃんが生まれる前、あるいは赤ちゃんが生まれて歯の生え始める時期までには、治療しておきましょう。口内環境を綺麗にしておくことで、赤ちゃんへの虫歯菌の感染を防げます。

赤ちゃんが将来虫歯体質になるかは、2歳頃には決定します。その時期までに、虫歯体質にならないよう両親が協力して対策を行いましょう。

一覧へもどる