お役立ちコラム

虫歯ができる原因を解明

虫歯

■虫歯ができる根本的な原因は歯垢(プラーク)だった
歯垢(プラーク)とは、口内に残った食べカスに細菌が集まって形成されるものです。歯の表面にできた歯垢にはたくさんの細菌が存在し、食べ物や飲み物の中に含まれる糖分を分解して酸にします。この酸によって歯が溶かされてしまうのですが、人間の唾液は細菌が作りだした酸を和らげて中性にすることで歯を守ります。また、唾液にはカルシウムやリン酸が含まれており、溶けてしまった歯を修復(再石灰化)する役割を果たします。
しかし、間食や偏った食生活などで糖分をひんぱんに摂取すると、唾液による再石灰化が間に合わず、歯が溶けたままの状態になってしまいます。これが虫歯になるのです。

■虫歯に悩まされやすい7つのタイプ
なぜか虫歯になりやすい人の「虫歯の原因」を7つ、ご紹介します。

・歯磨きが上手くできず、歯垢が口内に残ってしまっている
先にも述べたように、歯垢が残っていると細菌がそこから酸を作りだしてしまいます。自分の歯磨きでどれだけ歯垢を取れているかを知るために、ドラッグストアで手に入る歯垢染め出し液を使ってみるといいでしょう。歯垢のついている部分の色が変わり、一目で残った歯垢がわかります。歯と歯の間の歯垢は、デンタルフロスを使うと取ることができます。

・糖分をひんぱんに摂っている
虫歯の細菌は、糖分を分解して歯を溶かす酸を作ります。いくら毎日歯を磨いていても、それを上回る量の糖分を摂っていると歯の再石灰化が間に合わなくなってしまい、虫歯になってしまうのです。糖分の含まれない飲み物を飲んだり、決まった時間に栄養バランスのとれた食事をしたりするように心がけてみましょう。

・歯の質が弱い
もともと歯の質が弱く、他の人よりも虫歯になりやすい人がいます。そんな人は、歯を強くするために「フッ素」を意識してみましょう。フッ素は歯の再石灰化を助け、表面のエナメル質と結びついて歯を強くしてくれます。歯磨き粉や洗口剤など、フッ素配合のものを使うといいでしょう。

・虫歯を引き起こす細菌が多い
もともと虫歯を引き起こす細菌の代表格である「ミュータンス菌」を多く持っている人もいます。ミュータンス菌の量は歯科で検査することができるので、気になる人は医師に相談してみるといいでしょう。歯科でのデンタルクリーニングや、フッ素を含んだ口内に塗るジェルなどでミュータンス菌の活動を抑えることができます。

・詰め物の隙間から虫歯ができる
金属やプラスチックの詰め物をしている場合、4〜5年ほど経過すると劣化してしまい、詰め物と本来の歯の隙間から虫歯になってしまうことがあります。劣化の少ないセラミックの詰め物を使って治療できないか、歯科医師と相談してみましょう。

・唾液の量が少ない
唾液にはカルシウムやリン酸が含まれており、溶けた歯の再石灰化を助けます。しかし、唾液の量が少ないと歯の再石灰化や酸の中和が間に合わなくなり、虫歯になりやすくなってしまうのです。自律神経や高血圧を治療するための薬を服用していると、副作用として唾液の量が少なくなることがあります。唾液の量を増やすために、よく噛んで食事をしたりキシリトール入りのガムを噛んだりすることを心がけてみましょう。

・唾液の力が弱い
唾液の力が弱いと、歯の再石灰化や酸の中和に時間がかかってしまいます。唾液の力を改善することは難しいので、なるべく間食を控えて唾液がでる時間を増やしましょう。

■自分の口内環境を知るための唾液検査
自分自身の口内環境は、鏡の前で口を開けてみてもすべてがわかるわけではありません。唾液の力やミュータンス菌の量などを知るために、歯科で唾液検査を受けてみましょう。口内環境を知り、歯科医から自分に合った予防方法の指導を受けてみてはいかがでしょうか。

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