お役立ちコラム

虫歯放置が招く怖い話

虫歯

■痛くない虫歯も、放置すると何が起こるかわからない
老若男女、誰しもが悩まされる可能性がある虫歯。できたばかりの虫歯は痛みを感じず、自覚症状がありませんが、だからといって放っておいてしまうと口腔内だけでなく全身のあらゆる場所に影響を及ぼしてしまいます。今回は、虫歯が体に与える影響についてご紹介します。

■虫歯の細菌はこんなところにも入り込む
歯は、歯の根で神経や骨、血管とつながっています。虫歯が悪化して細菌が神経や血管に入り込むと、体のさまざまな場所に悪影響を与えます。細菌が入り込む場所と、細菌によって起こる症状をいくつか挙げてみましょう。
・神経
虫歯の細菌が神経に入り込むと、そこから骨にまで達してしまうことがあります。すると歯の痛みだけでなく頭痛を併発するようになり、場合によっては発熱や体の倦怠感といった症状が出てしまいます。こういった症状は日常生活にも支障をきたすので、原因不明の頭痛や発熱があるときは歯科も受診してみましょう。
・血液
細菌が血管に入り込むことにより、血液とともに細菌は体中を循環することになります。細菌の入り込んだ血液はドロドロになって流れにくくなり、細菌が繁殖することによって心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わる病気を引き起こしてしまうことがあります。
・食べ物
虫歯になった歯で咀嚼した食べ物を飲み込むと、細菌は食べ物ごと食道や胃へと運ばれます。すると食道や胃が細菌に侵され、炎症を起こしやすくなってしまいます。虫歯を放置すると炎症が悪化し、食欲不振や吐き気、胃の不快感といった症状が起こります。消化器系のトラブルが起こり、食事が摂れなくなると栄養不足になりやすく、そこからさらに別の病気を併発することも考えられます。
・全身
神経や血液などから入り込み、全身に回った細菌は骨や脳、内蔵に腫れを引き起こすこともあります。また、風邪などで抵抗力が弱っている人は、細菌が入り込むことで病気が悪化する可能性が大きくなります。膿を持った細菌が脳に入り込むと、腫瘍を作り、脳腫瘍となって命をおびやかすことも。

■虫歯が体に与える影響は細菌だけではない
虫歯は、細菌以外でも体にさまざまな症状を引き起こします。普段はあまり意識していないようなことでも、体が虫歯の影響を受けているのかもしれません。
・顔面神経麻痺
虫歯を放置すると、口の周囲の筋肉が緊張して硬直してしまいます。一時的な痛みであれば緊張はすぐに治まりますが、虫歯を長く放っておくと筋肉が緊張した状態が続き、筋肉疲労が起こるのです。すると、疲労を起こした筋肉をフォローするために、さらに周囲の筋肉が無理な動きをするようになり、顔全体の筋肉が正しく動くのを阻害してしまいます。結果的に顔面神経麻痺になり、顔の半分がしびれたり、目や口などを動かすのが困難になったりといった症状が起きてしまうのです。虫歯によって引き起こされた顔面神経麻痺は、虫歯を治療するまで治ることはありません。

・噛み合わせや歯ぎしり
虫歯を放置すると、周りの歯も少しずつ形が崩れ始めます。すると歯並びや噛み合わせが悪くなり、集中力が落ちて仕事や勉強がはかどらなくなります。噛み合わせの悪さが就寝中の歯ぎしりを引き起こし、不眠を誘発することも。

・虫歯が糖尿病を呼ぶ
虫歯があると咀嚼がつらくなり、あまり噛まずに食べ物を飲み込むようになります。十分に咀嚼されないままの食べ物を消化するために、膵臓は血糖値を上げることで対応しようとします。この状態が長く続くと血糖値が上昇し、糖尿病を患う可能性が上がってしまうのです。

■口内環境のために、食生活にも注意
虫歯が体に与える怖い影響をご紹介しました。虫歯を放置し続けると、体のあらゆる場所で症状を起こしてしまいます。常日頃からの歯磨きの他、食事をよく噛むことや、栄養バランスのとれた食生活で体を健康に保っておきましょう。

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